フリーランス・個人事業主 家賃や光熱費、通信費を経費で落とそう 「家事按分」で節税

自宅が作業場のフリーランス 知らないと損

ライター事務所「つむぎや」のアキラ(@510tsumugiya)です。

個人事業主として独立し、ひとまず自宅を仕事場として兼用している人も多いと思います。

仕事に関係する支出は「経費」として計上できるのはご存知の通り。そうすると、自宅を仕事場(事務所)とした場合でも、業務に関係する支出は当然、経費にすることができます。

代表的なのが家賃。例えば自宅兼事務所として使っているマンションの家賃10万円のうち、半分の5万円を経費として計上する、といった具合です。

ですが、よく耳にするのが「どれくらいの割合を経費として計上できるのか、よく分からない」という声。

生活費と思える支出のうち、経費にできる項目は?
半分ぐらいは計上できる? 全額も可能?

……いろいろな疑問がわきますよね。

今回はどのような支出が経費になるのか経費とする割合は何を基準にすればいいのかを調べてみました。

家事按分できる代表的な項目と按分方法

自宅が仕事場の場合、例えば払っている家賃は「生活費」と「事業費」が、ごちゃ混ぜになっている状態です。

このごちゃ混ぜになっている支出を、一定の割合で生活費と事業費に分けることを「家事按分(あんぶん)」といいます。

「プライベート3:仕事7」といった感じです。

自宅が仕事場を兼ねている場合、家事按分できる主な項目を挙げてみました。

・家賃
・水道光熱費(電気、水道、ガス代)
・通信費
・車両関係費(駐車場代、ガソリン代、車検代等)

「この支出は、この割合で事業費と生活費を分けないといけない」という決まりはありません。

家事按分の割合を決めるのは、あなた自身です。

大事なのは「どうしてその割合になったのか、きちんとした根拠で説明できること」です。

一つずつ見ていきましょう。

・家賃……自宅における仕事スペースの比率

自宅の床面積のうち、仕事で使っているスペースの割合が一般的です。業種に関係なく、一定の比率は認めてもらえそうですね。

例えば、家賃10万円のマンションを自宅兼事務所で利用している場合。自宅100平方メートルのうち、20平方メートルが仕事スペースとしましょう。

生活スペース80%、仕事スペース20%という比率になるので、家賃10万円の20%、つまり2万円を経費として計上します。

・電気、水道、ガス代……業種によりけり!

一概にこの方法、と決めるのは困難です。

電気代は、家賃の按分と同じ仕事用スペースの比率を元にした割合でよさそうです。

仕事で使っているコンセントの数の比率、という方法も目にしますが、個人的にはこれで合理的な説明をできる自信がありません。

毎日、作業日誌のようなものを書いている場合は、それを元に算出すればベストだと思います。

水道、ガス代は、経費として認められるか、ということ自体、業種によるでしょう。

自宅でライターをしている人が、ガス代を経費に計上するのは、いかにも無理があります。一方で、美容室やコインランドリーを経営していれば容易に認められそうですね。

按分を算出する方法としては、事業を始める前と後の使用量(代金)を比較するなどして説得力のある数字を示す必要がありそうです。

・通信費(電話代、ネット料金)……利用日数・時間から算出

利用日数を元にする場合は、「フリーランスだけど、週休2日ルールでやっている」という人は分かりやすいです。

一週間(7日間)のうち、仕事で5日間使った分を業務用として計算。5÷7=0.71…なので、70%を経費にすればOKでしょう。

利用時間は、より正確な割合が計算できますが、相当な手間がかかります。

業務日誌をつける習慣がある人は、この方法を検討してみてはいかがでしょうか。

・車両費(駐車場代、ガソリン代、車検代等)……走行距離や走行日数で計算を

一番説得力のある方法は、走行距離を元にした比率です。

車に走行距離を記入するファイルを常備しておき、車を使うごとに目的地と利用目的、走行距離を記録。

最終的に一年分をまとめて計算し業務用の比率を出せば、文句なしに正確な割合を出せます。

利用日数をベースにする方法も選択肢の一つでしょう。

上記の通信費と同じで、週5日間は仕事で車に乗るとし、5(日)÷7(日)で、70%を経費にするという方法です。

週5日勤務をきちんと説明できれば、こちらの方がすっきりしますね。

まとめ:堂々と説明できる根拠には「数字」が最適

項目別に、いろいろな算出方法があることを見てきました。

要は、税務署に按分の根拠を尋ねられた時「これが根拠です」と合理的に説明できるかどうか、ということ。

合理的に説明するためには、何らかの数字が必須という点に気付いたでしょうか?

「合理的でしょう?」と、心を込めて何度も何度も説明してもダメです。

心など込めなくても「この数字をもとに算出しました」と言えばOK。

数字は雄弁かつ正確で、万人を説得できる力があります。

なかには面倒な準備や記録が必要になる場合もあるかもしれませんが、頑張ってください。

認められている経費を計上することは、売り上げを増やすのと同じくらい重要ですよ!

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