ライターの営業術 文章に親しんでいない顧客から信頼を得るには

ただでさえ新規クライアントから信頼を得るのは難しい

ライター事務所「つむぎや」のアキラ(@510tsumugiya)です。

ライターとして仕事を始めたものの、ある程度の専門知識や文章力、取材力には自信があるのに、思うように実力をアピールできない人も多いのではないでしょうか。

実績を積み重ね、それなりにポートフォリオを作ることができれば、日ごろから活字に携わっているクライアントであれば、あなたの力量を理解してくれそうです。

ですが、普段あまり文章に親しんでいないクライアントから信頼を得ることは、容易ではないです。

そもそも、そのライターの書いた文章がいい文章なのかどうか、判別できないケースがあるためです。

このようなクライアントアは手ごわいです。

残念ながら、あなたの実力ではなく価格だけがライティング発注の判断基準となってしまうこともあるでしょう。

このようなクライアントに力量を理解してもらうにはどうすればいいでしょうか?

「ビフォーアフター作戦」でライティング力を示そう

文章に親しみがないクライアントに自分の力量を知ってもらうための秘策。

それが「ビフォーアフター作戦」です。僕が勝手に命名しました。

簡単に言えば「クライアントが書いた文章をリライトし、力量を知ってもらう」ということです。

 

流れとしては

ライターに書いてもらいたい文章を、一部でもいいのでまず自分で書いてもらう

⇒「やっぱり、うまく書けないな……」ということを痛感してもらう

⇒ライターが、うまくかけなかった文章をきれいにリライト

⇒「いやー、さすがですね!」と力量を理解してもらう

といった流れです。

 

人は、自ら汗を流すまで、その作業がどんなに大変か、ということを理解できません。

例えば、魚をさばく場面を想像してみましょう。

自分で三枚おろしに挑戦しますが、なかなかうまくできません。

そこにプロの料理人がやってきて「ちょっと貸してみろ」と包丁を握り、パッパとさばいたら感動しますよね。

では、魚を文章に変えてみましょう。

ビフォーアフターで、苦労してもうまく書けなかった文章が読みやすくてわかりやすい原稿に生まれ変わったらどうでしょうか?

「この人すごいな。おれが全然書けなかった文章をきれいにまとめてしまった」と、心の底から感じてもらえるはずです。

そもそも、仕事の外注というのは「自分でもできるけれど、やる時間がない(効率が悪い)」もしくは「自分ではできないから誰かに頼む」が出発点。

文章を書くというのは、ある意味「だれでもできる作業」と思われがち。

ですが「きちんとした文章を書くのは意外と誰でもできることではない」ということを知ってもらうことがポイントです。そのために汗をかいてもらう、ということです。

あらためて強調しますが「自分でやってもらいうまくできなかった」というプロセスを踏んでもらうことが重要です。

想定されるクライアントは、例えば小規模事業所

もちろん、すべてのケースでこの作戦が通用するわけではありません。

そもそも「少しだけ自分で書いてみてはどうでしょう?」とお願いしても、嫌がるクライアントもいるはずです。

ただ、ライターに仕事を頼もうかな、と思っている人は、ちょっとだけ自分で書くことに挑戦して断念しているケースが多いです。

例えば専属の広報担当者がいない小規模事業所などが、想定されるクライアントでしょうか。

経理から生産、営業まで、すべて家内工業的にやってきたけれど、経営が軌道に乗ってきてPR関連業務にも本腰を入れたい。

そこで会社のパンフレットやホームページなどを刷新しようと思い、いざペンを握ったけれど、オフィシャルな場面に用いる文章はなかなかまとまらない――といった話はよく耳にします。

こうして手詰まりになってしまったクライアントであれば、「ビフォーアフター」が活用できそうです。

「なんとなくは話せるんだけど文章にまとめられない、と困っていませんか?」といったうたい文句で営業してみてはいかがでしょうか。

リライトは価格設定も低く、クライアントにとって敷居が低い

さらに、リライトは取材を必要とするライティングに比べ、一般に価格を低く設定している人がほとんどでしょう。

つむぎやも、通常のリライトであれば取材費をいただかないので、料金は純粋な原稿料だけ。例えば1000文字近い原稿の場合、取材を伴う原稿は約2万円ですが、リライトであれば半値程度で受注しています。

なので、クライアントも「おためし」的な感覚で、これまで取引がなかったあたなに仕事を発注してくれる可能性も高まるでしょう。

クライアントはさまざま ライターもさまざまな営業術を

ライターのクライアントといっても、出版社や各種メディアなど、文章のクオリティに一定の見識があるところばかりではありません。

「自分は活字に携わるメディアとしか取引しない」という人は別ですが、ひとまず幅広いクライアントから仕事を受けたい場合は、今回紹介した「ビフォーアフター」作戦のように、さまざまな技を用意しておいて損はありません。

もし試せるような場面があれば、活用してみてはいかがでしょうか?


併せて読みたい ライターの仕事術リンク

「フリーライター必見 面識のない相手からアポを取る必勝法」
「ライターへ仕事を発注する前に決めておきたいこと」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です